ウクライナ、当局者のテレグラム使用禁止 ロシアのアクセスを懸念

AI要約

ウクライナ政府が国家当局者や兵士などによる対話アプリ「テレグラム」の使用を禁止

制限は政府支給の公的な機器にのみ適用

ウクライナ人の多くがテレグラムを利用しており重要な情報源としている

ウクライナ、当局者のテレグラム使用禁止 ロシアのアクセスを懸念

Olena Harmash

[キーウ(キエフ) 20日 ロイター] - ウクライナ国家安全保障・国防会議は20日、国家当局者や兵士などによる対話アプリ「テレグラム」の使用を禁止すると発表した。ロシアが個人間のメッセージや個人データにアクセスしていることを理由とした。

この制限は政府支給の公的な機器にのみ適用され、個人の携帯電話は例外とした。ゼレンスキー大統領や軍司令官、地域・市の当局者も声明などの発表に使用している。

ウクライナのメディアの推定によると、昨年末時点でウクライナ人の75%がコミュニケーションにテレグラムを使用。72%がこれを重要な情報源とみなしている。

テレグラムの創業者兼最高経営責任者(CEO)のパベル・ドゥーロフ氏はロシア出身。