ギャング避け険しい山道を往来する住民たち ハイチ

AI要約

ハイチの首都ポルトープランスと港町ジャクメルを結ぶ国道の迂回路として使用される岩肌の山道についての記事。

岩の多い崖沿いの危険な道を通るため、移動に約7時間かかるという難易度の高い状況が描かれている。

ギャングの暴力により58万人が家を追われるなど、ハイチでの暴力の増加が深刻化している状況が示されている。

ギャング避け険しい山道を往来する住民たち ハイチ

【9月20日 AFP】ハイチ首都ポルトープランスから南部の港町ジャクメル(Jacmel)を目指し、大きな荷物を抱えた人々が岩肌の山道を通っていく。

 ギャングの暴力に巻き込まれないように、首都と近隣4県を結ぶ国道の迂回路として、この山道が首都との往来に使われるようになった。

 岩の多い崖沿いの危険な道は、通り抜けるのに約7時間かかるという。

 バイクに乗って移動していた医師は「もう何時間も移動している。全部の道をバイクで通ろうとするのは不可能だ。バイクで行けるところまで行き、無理なところは降りて歩いて行く。そのたびに坂道を登って休憩して、またバイクに乗るというのを繰り返す」と話した。

 国連(UN)の機関によると、ハイチでは約58万人がギャングの暴力で家を追われ、今年3月以降には60パーセント増えたという。

 映像は2日撮影。(c)AFPBB News