暗号アプリ管理者を逮捕 殺人や麻薬犯罪の手段に 豪

AI要約

オーストラリア連邦警察は、シドニー在住の男が国際的な暗号通信アプリ「ゴースト」を作成・管理し、組織犯罪支援の容疑で逮捕された。

同アプリは数百人の犯罪者によって殺人や麻薬密輸などの犯罪の連絡手段として利用されていたとされる。

豪警察は欧州警察機関と連携し、豪国内や他国で強制捜査を行い、計38人が逮捕された。

 【シドニー時事】オーストラリア連邦警察は18日、国際的な暗号通信アプリ「ゴースト」を作成・管理していたシドニー郊外在住の男(32)を組織犯罪支援などの容疑で逮捕したと発表した。

 国内外の数百人が殺人や麻薬密輸といった犯罪の連絡手段として、同アプリを使っていたと推定されている。

 警察によると、男はアプリの入った改造スマートフォンを1台2350豪ドル(約23万円)で販売。利用者には欧州、中東、韓国などの犯罪組織メンバーが含まれている。豪警察は欧州警察機関(ユーロポール)などと連携し、豪国内のほかイタリア、スウェーデン、アイルランド、カナダで強制捜査を行い、計38人が逮捕された。