島しょ地域機構にサイバー攻撃 2月に把握、中国関与の可能性

AI要約

太平洋諸島フォーラム(PIF)の事務局がサイバー攻撃を受けていたことが判明。

中国政府の関与が疑われており、NZ外務省が情報を公表。

PIF事務局はオーストラリアの支援を受けて対策を取り、過去にNZ議会が同様の攻撃を受けた事例がある。

 【シドニー時事】太平洋の地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」の事務局がサイバー攻撃を受けていたことが分かった。

 ニュージーランド(NZ)外務省が12日、同国メディアなどに明らかにした。中国政府が関与した可能性があるとの見方も出ている。

 PIFには太平洋の18カ国・地域が加盟。事務局はフィジーにあり、2月にサイバー攻撃に気付いた。オーストラリアが専門家チームを派遣して対策を支援した。NZメディアによると、2021年にNZ議会が標的になり、中国政府の支援を受けた集団によるサイバー攻撃と特定された事例と状況が似ているという。