スウェーデン、8月のインフレ率低下 エネルギー値下がりで

AI要約

スウェーデンの8月のインフレ率が1.2%に低下し、3カ月連続で中銀の目標を下回った。

エネルギー価格の低下が主な要因として挙げられ、前月に比べてCPIFが伸びが鈍化した。

中銀は利下げを続け、年内に追加の利下げを予想しており、次回の金融政策決定会合は9月25日に予定されている。

スウェーデン、8月のインフレ率低下 エネルギー値下がりで

[ストックホルム 12日 ロイター] - スウェーデン統計局が12日発表した8月のインフレ率は1.2%に低下し、3カ月連続でスウェーデン中銀の目標(2%)を下回った。

消費者物価指数(CPI)から金利変動の影響を除外したCPIFは前年同月比1.2%上昇、7月の同1.7%上昇から伸びが鈍化した。前月比では0.5%低下、7月は0.1%上昇だった。

エコノミストの平均予想(前年同月比1.3%上昇、前月比0.4%低下)をわずかに下回った。

統計局の責任者は「8月のインフレ率低下は主にエネルギー価格の低下に起因している」と説明した。

スウェーデンのインフレ率は2022年に10%超でピークに達して以来、着実に低下し、中銀は5月に約8年ぶりの利下げを決定した。

中銀は8月に政策金利を3.75%から3.50%に引き下げ、年内に2─3回の追加利下げを予想した。

次の金融政策決定会合は9月25日に予定されている。