運転手に禁錮32年 危険運転で35人死傷 豪バス事故

AI要約

オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州で起きた大型バス横転死亡事故に関連して、運転手に禁錮32年の実刑判決が下された。

事故は速度超過による急カーブでの横転で、結婚式から帰る団体客の10人が死亡し、25人が負傷した。

被告は鎮痛薬の影響で認知機能が鈍っていたと主張し、自らの過失を認めながらも深い後悔を示した。

 【シドニー時事】オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州で昨年6月に起きた大型バス横転死亡事故で、同州の地裁は11日、危険運転致死傷の罪に問われた運転手のブレット・バットン被告(59)に禁錮32年の実刑判決を言い渡した。

 仮釈放を認めない期間を24年とした。

 バスは速度超過のため急カーブで横転し、結婚式から帰る団体客のうち10人が死亡、25人が負傷した。被告は当時、服用していた鎮痛薬の影響で認知機能が鈍っていたとされる。被告は法廷で「恥じている。自分自身を許すことはできない」と罪を認めた。