スペースXの有人宇宙船打ち上げ、民間初の船外活動実施へ

AI要約

米スペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」が民間人4人を乗せて打ち上げられ、初の民間飛行士による船外活動が予定されている。

クルードラゴンは軌道に到達し、カプセルから地球上空の壮大な景色が映し出された。

船外活動はミッション3日目に行われ、新たに開発された宇宙服が使われる。

スペースXの有人宇宙船打ち上げ、民間初の船外活動実施へ

米スペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」が米東部時間10日早朝、民間人4人を乗せてフロリダ州の米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターから打ち上げられた。「ポラリス・ドーン」と呼ばれる5日間のミッションでは初の民間飛行士による船外活動を予定する。

起業家、退役軍パイロット、スペースXの社員2人が搭乗したクルードラゴンは約9分半後に軌道に到達。その3分後にトランクから切り離され、搭載カメラからは太陽に照らされた地球上空のカプセルの壮大な景色が映し出された。

船外活動はミッション3日目に約20分間行われる予定。クルードラゴンには、国際宇宙ステーション(ISS)のように気圧差を調整するエアロックがないため、船室全体をゆっくりと減圧した上でハッチを開ける。宇宙飛行士は新たに開発された、船外活動に対応できる機能を持つ宇宙服を着用して活動する。

打ち上げは先月予定されていたが不具合がみつかり延期された。その後も問題が生じ、さらに延期されていた。