イギリス 受刑者の早期釈放開始 刑務所パンク寸前で

AI要約

イギリス政府は、刑務所の過密状態を緩和させるため、受刑者の早期釈放を開始しました。

早期釈放の対象となるのは、比較的軽い犯罪で服役している刑期満了前の受刑者で、刑期の長期化により刑務所がパンク寸前になっている現状が明らかになっています。

来月には約5500人が釈放される予定であり、再犯などへの懸念も指摘されています。

イギリス 受刑者の早期釈放開始 刑務所パンク寸前で

イギリス政府は、刑務所の過密状態を緩和させるため、受刑者の早期釈放を開始しました。

記者

「イギリスの刑務所できょうから受刑者を早期に出所させる計画が始まりました。今まさに受刑者が複数人出てきました」

早期釈放の対象となるのは、イングランドなどの刑務所に入る比較的軽い犯罪で服役している刑期満了前の受刑者で、10日には、およそ1700人が釈放される予定です。

犯罪の厳罰化にともなう刑期の長期化で受刑者が増える一方、刑務所の新設が追いついておらず、パンク寸前となっています。

早期釈放となった受刑者

「40%の刑期を終えて早期釈放されました。(Q.どんな気持ちですか)いい感じです」

釈放された受刑者の知人 

「(釈放は)嬉しいですよ。彼は18か月以上も収監されていたので。(早期釈放は)良いことだと思いますが、犯罪の内容によりますね」

来月にかけてあわせて5500人程度が釈放される見通しですが、釈放後の支援体制が不十分だとして再犯などへの懸念も指摘されています。