「独島の日」の記念日指定 韓国首相が慎重姿勢

AI要約

韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は、独島の日を国の記念日に指定すべきかについて慎重であるべきだと述べた。

韓氏は実効支配している独島をめぐる記念日指定が外交的に得策ではないとの見解を示し、合理的な考え方が必要とした。

独島の日は2000年に民間団体によって定められたもので、最大野党の一部議員は法改正案提出の準備をしている。

「独島の日」の記念日指定 韓国首相が慎重姿勢

【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は10日の国会答弁で、「独島の日」(10月25日)を国の記念日に指定すべきとの声があることについて「極めて慎重であるべきだ」と述べた。 

 韓氏は韓国が独島を実効支配しているため、記念日指定によって紛争地域のように見られるのは外交的に得策ではないとの見解を示したうえで、「合理的、外交的な哲学を持った人なら、そう考えるだろう。そうでない人は非合理的」と述べた。

 独島の日は民間団体が2000年に定めた。1900年10月25日、大韓帝国勅令第41号で独島を鬱陵島の付属島として明示したことを記念したもの。

 最大野党「共に民主党」の一部議員は独島の日を国の記念日に指定するための法改正案を提出する動きを見せている。