イスラエル軍がガザ難民キャンプ空爆、65人死傷 現地救急隊発表

AI要約

イスラエル軍がガザ南部の難民キャンプを空爆し、65人が死傷した。ハマスの司令センターを標的にしたとされる。

ハンユニスのマワシ地区で4発のミサイルが着弾し、少なくとも20のテントが炎上。死傷者には女性や子どもも含まれている。

イスラエル軍は攻撃を正当化し、ハマスは反発している。

Nidal al-Mughrabi

[カイロ 10日 ロイター] - イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部の難民キャンプを空爆し、65人が死傷したと、ガザの市民救急隊が10日未明に発表した。イスラエル軍はイスラム組織ハマスの司令センターを標的にしたとしている。

住民や医療関係者によると、ハンユニスに近いマワシ地区でテントが連なる難民キャンプに少なくとも4発のミサイルが着弾した。

ガザ市民救急隊によると、少なくとも20のテントが炎上し、ミサイルによって深さ9メートルのクレーターができた。死傷者65人には女性や子どもも含まれているというが、内訳は明らかにされていない。

同隊の担当者は「われわれのチームは死傷者を運び出す作業を続けている。イスラエルによる新たな虐殺のようだ」と述べた。

一方、イスラエル軍は「ハンユニスの人道区域内にある指揮統制センターで活動していたハマスの重要なテロリストを攻撃した」と説明した。

これに対し、ハマスは「醜い犯罪を正当化するための明らかなうそだ」と反発。標的となった地域でハマスが活動しているというイスラエルの主張を否定した。