「一つ大きい結果を残すことができて嬉しい」囲碁・応氏杯で優勝 19年ぶりの快挙を果たした一力遼棋聖が帰国

AI要約

一力遼棋聖が19年ぶりの快挙を果たし、応氏杯で優勝した喜びを語る。優勝の実感が湧き始め、ファンの応援に感謝。日本勢が主要な国際棋戦での優勝は19年ぶり。

応氏杯世界選手権で謝科九段に3連勝し、初優勝を果たす。四年に一度の主要な国際棋戦。自ら前例のないことに挑戦することへのやりがいを語る。

一力遼棋聖は今や新聞社経営との「二刀流」。ファンの期待に応えたいとの気持ちを強調し、応援してくれた人に感謝の意を示す。

「一つ大きい結果を残すことができて嬉しい」囲碁・応氏杯で優勝 19年ぶりの快挙を果たした一力遼棋聖が帰国

 中国・上海で行われた囲碁の国際棋戦・応氏杯で優勝し、19年ぶりの快挙を果たした一力遼棋聖(27)が帰国し、「一つ大きい結果を残すことができて嬉しい」と語りました。

「昨日優勝できて今ここにいるのが不思議な感じ」「表彰式で重いトロフィーを掲げた時、多くの方に祝ってもらってやっと少しずつ優勝の実感が湧いた」「一つ大きい結果を残すことが出来て嬉しい」(一力遼棋聖、以下同)

 「応氏杯世界選手権」は4年に1度開催される主要な国際棋戦の一つです。決勝の相手は前回の大会で敗れた中国の謝科九段(24)で、一力棋聖は、五番勝負で謝九段に3連勝して初優勝を決めました。さらに、日本勢が主要な国際棋戦で優勝するのは19年ぶりです。

 一力棋聖は、現在、新聞社経営とのいわゆる「二刀流」で、そうした中での優勝に関しては、「自分にとっては前例のないことに挑戦するのがやりがい。前例がないことをいい意味で覆していきたい」と語りました。

「(応氏杯は)今までで1番、優勝に向けての期待が高まっているのは肌で感じた。それに応えたいという気持ちは持っていた。3連勝で終えるのは予想以上だったけど、ファンの人の応援のおかげで自分の力を出し切ることができた。ずっと応援してくれた人に感謝を申し上げたい」(ANNニュース)