ガザ訴訟撤回へ南アに圧力 イスラエル、米議員利用

AI要約

南アフリカがオランダ・ハーグの国際司法裁判所にイスラエル軍によるガザへの攻撃停止を求める訴訟を起こした。

イスラエル外務省が米国の議員に外交圧力をかけ、南アに訴えを取り下げるよう求めていると報じられた。

イスラエル外務省はコメントを拒否しており、外交官に米国の議員らと連絡を取り、南アに重い代償が伴うことを示すよう指示している。

 【エルサレム共同】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃の停止を求め、南アフリカがオランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)に起こした訴訟で、米ニュースサイト、アクシオスは9日、イスラエル外務省が米国の議員を利用して南アに外交圧力で訴えの取り下げを求めていると報じた。

 アクシオスが入手した公電によると、イスラエル外務省は9日に在米イスラエル大使館や領事館に送った機密電報で、イスラエルの外交官に米国の連邦や州の議員、知事らへの働きかけを要求。「国際法廷で反イスラエルの動きを推進すれば重い代償が伴うと南アに明確に示してほしい」との指示もあった。イスラエル外務省はコメントを拒否した。