中国主席、ノルウェーと環境分野で「友好」協力 首脳会談で表明

AI要約

習近平国家主席とノルウェーのストーレ首相が環境に優しいグリーンエネルギーなどの分野で協力を推進することで合意。

習主席は対話を通したウクライナ危機の政治的解決を希望し、国際社会の選択が試されていると指摘。

ストーレ首相は気候変動問題や持続可能な開発について習主席と協議し、中国のグリーンエネルギーへの取り組みを評価。

中国主席、ノルウェーと環境分野で「友好」協力 首脳会談で表明

[北京 9日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は9日、北京を訪問中のノルウェーのストーレ首相と会談し、環境に優しいグリーンエネルギーなどの分野で「友好的」な協力を推進する用意があると述べた。

中国国営の中国中央テレビ(CCTV)によると、習主席は環境保護、エネルギーシステムの移行、電気自動車(EV)のほか、海運や農水産物などをノルウェーとの協力を拡大できる分野として挙げた。 

ウクライナを巡る危機については、対話を通した政治的解決に向けた条件が整うよう、全ての関係者が取り組んでいくことを望むと言及。「現在、世界で前例のない変化が加速しており、国際社会が正しい選択をできるかどうか試されている。中国は平和的発展の道を歩み続ける」と語った。

ストーレ首相は、習主席と気候変動問題のほか、持続可能な開発を巡る政策や人権などについて協議したと述べた。また、中国の取り組みは世界的に進んでいるグリーンエネルギーへの移行にとって極めて重要だと語った。