米英情報機関トップが登壇 初そろい踏み、ロンドンで

AI要約

米中央情報局(CIA)のバーンズ長官と英秘密情報局(MI6)のムーア長官がロンドンで開催されたイベントで共に登壇し、ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ情勢について語った。

バーンズ氏はウクライナのロシア西部クルスク州への越境攻撃を重大な成果とし、ロシアのエリート層に戦争の先行きに疑問を持たせたと述べた。

ムーア氏はウクライナ情勢を戦局を変えようとする大胆な動きと捉え、ロシアの日常を戦争に巻き込んだと指摘した。

 【ロンドン共同】米中央情報局(CIA)のバーンズ長官と英秘密情報局(MI6)のムーア長官が7日、ロンドンで開かれたイベントでそろって登壇し、ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ情勢について語った。開催した英紙フィナンシャル・タイムズなどによると、両組織のトップが一緒に公の行事に出席するのは史上初で、米英の情報機関の緊密さをアピールした。

 バーンズ氏は、ウクライナのロシア西部クルスク州への越境攻撃を「重大な成果だ。ロシアのエリート層に戦争が向かう先について疑問を持たせた」と分析。ムーア氏は「戦局を変えようとする大胆な動きだ。ロシアの日常を戦争に巻き込んだ」と指摘した。