ガザ停戦交渉は9割で合意、双方の歩み寄り必要=米国務長官

AI要約

ブリンケン米国務長官は、イスラエルとパレスチナ自治区ガザのハマスとの停戦交渉が9割で合意していると述べたが、まだいくつかの重要な問題が残っている。

停戦交渉にはイスラエル軍のフィラデルフィ回廊での駐留と人質交換の問題が焦点になっており、米国、カタール、エジプトが隔たりを埋めるための提案を数日以内に提示する予定。

イスラエルのネタニヤフ首相は軍の駐留を継続する考えを変えず、一方ハマスはイスラエル軍の完全撤収を要求している。

ガザ停戦交渉は9割で合意、双方の歩み寄り必要=米国務長官

Kanishka Singh Daphne Psaledakis

[5日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は5日、イスラエルとパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの停戦交渉について、9割の部分で合意しているとし、双方が残る問題で歩み寄ることで妥結できると訴えた。

「私の認識では90%は合意しているが、幾つか重要な問題が残っている」と述べ、ガザとエジプトの境界地帯「フィラデルフィ回廊」でのイスラエル軍駐留と人質交換の問題を挙げた。訪問先のハイチで語った。

仲介役を務める米国、カタール、エジプトが隔たりをどのように埋めるべきかについての考えを、ハマス、イスラエルに数日内に伝えるとの見通しを示した。

イスラエルのネタニヤフ首相はフィラデルフィ回廊で軍の駐留を継続する意向を変えておらず、ハマスはイスラエル軍の完全撤収を要求している。