ウクライナに大規模ドローン攻撃、議事堂前に残骸も

AI要約

ウクライナ軍がロシアから飛来した多数のドローンを撃墜した。ドローンは国会議事堂前などで残骸が見つかり、主な都市が標的となった。

ウクライナ空軍はイラン製のドローンを撃墜し、大規模攻撃がキーウにあったことを明らかにした。ポプコ軍事行政長官はさらなる攻撃に警告した。

キーウの防空システムがロシアのドローンを撃墜し、被害はなかった。ゼレンスキー大統領は支援国に対し防空システムの強化を訴えている。

ウクライナに大規模ドローン攻撃、議事堂前に残骸も

(CNN) ウクライナ軍によると、同国各地に6日夜から7日朝にかけ、ロシアから多数のドローン(無人機)が飛来した。その大半が撃墜され、首都キーウの国会議事堂前でも残骸が見つかった。

ウクライナ空軍はSNS「テレグラム」に、イラン製のドローン「シャヘド」67機のうち58機を撃墜したと投稿した。キーウや北東部スーミ、南部ヘルソンなどの都市、中部ポルタバ州が標的となった。

キーウのポプコ軍事行政長官はテレグラムに、同市への「さらなる大規模攻撃」があったと書き込んだ。

議事堂上空で少なくとも1機のドローンが迎撃されたとみられ、入り口の前に散乱した残骸の写真がインターネット上で共有された。

ポプコ氏は、ロシアのドローンが7日午前3時ごろから飛来し始め、9機が目標地点に到達したが、市の防空システムで全機を撃墜したと述べた。

キーウ州行政府のクラウチェンコ長官はテレグラムを通し、空襲警報が8時間以上にわたって鳴り響いたが、重要インフラや住宅に被害はなく、けが人も報告されていないと指摘した。

ゼレンスキー大統領はこのところ支援国に対し、ロシアから各地への攻撃に対する防空システムの強化が必要だと強く訴えている。