ウクライナ大統領、長距離攻撃の制限解除訴え 米、360億円追加支援

AI要約

ウクライナのゼレンスキー大統領が米欧などのウクライナ軍事支援会議に参加し、長距離ミサイルを使用したロシアへの攻撃の協力不足を訴えた。

ゼレンスキー大統領は、ロシア軍に対抗するために追加の兵器支援や防空体制の強化が必要であると強調した。

会議において、米国防長官はゼレンスキー氏と切迫感を共有し、バイデン大統領が追加支援を発表。また、ウクライナが主導権を握っており、ロシアに対する越境攻撃を評価した。

 【ベルリン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、ドイツ南西部ラムシュタイン米空軍基地で開かれた米欧などのウクライナ軍事支援会議に対面で参加した。

 焦点となっている供与された長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃について、「協力が足りない」と訴え、使用制限の解除を改めて要求。ロシア軍撃退のためには、追加の兵器支援や防空体制の強化が早急に必要だと述べた。

 会議を主催したオースティン米国防長官は、ゼレンスキー氏と「切迫感を共有している」と応じ、バイデン大統領が2億5000万ドル(約360億円)の追加支援を発表すると明らかにした。また、戦況について、「ウクライナが主導権を握っている」と述べ、ロシア西部クルスク州への越境攻撃を評価した。