6カ月間のつなぎ予算案発表 政府閉鎖回避で 米共和党下院

AI要約

米共和党下院は2024会計年度末に向け、6カ月間のつなぎ予算案を発表。

本予算審議が進まず政府機関閉鎖を防ぐため、今月末までの成立が不可欠。

大統領選を控え、共和党と民主党の予算協議は難航中。

 【ワシントン時事】米共和党下院は6日、2024会計年度(23年10月~24年9月)末を前に、25年3月までの6カ月間のつなぎ予算案を発表した。

 25年度の本予算審議が進まず、予算切れによる政府機関の一部閉鎖を防ぐには、つなぎ予算の今月末までの成立が不可欠。ただ、11月の大統領選を控え、協議は難航しそうだ。

 米議会は来週9日、夏季休暇を終え再開する。大統領選で、民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領が接戦を演じる中、下院で過半数を握る共和党は保守強硬派を中心に、次期大統領の下での25年度予算成立を主張。これに対し、上院で多数を占める民主党は年末までのつなぎ予算で十分との立場だ。