米国とドイツ、ウクライナへ追加支援 防空強化などに計600億円

AI要約

米欧諸国の国防相が参加する会合で、ウクライナへの軍事支援が決定された。米国は2億5千万ドル相当、ドイツは1億5千万ユーロ相当の支援を発表。

米国の支援はミサイルなどの防空強化装備中心で、ドイツは自走式榴弾砲を送る。ウクライナへの支援額では米国が首位。

ウクライナ情勢は緊迫し、国際社会が支援を強化している。オースティン国防長官は「今が正念場」とコメント。

米国とドイツ、ウクライナへ追加支援 防空強化などに計600億円

 ウクライナへの軍事支援を話し合うため、米欧などの国防相らが参加する会合が6日、ドイツのラムシュタイン米空軍基地で開かれた。米国のオースティン国防長官は「今が正念場だ」と述べ、ウクライナに2億5千万ドル(約360億円)相当の追加軍事支援を行うと表明。ドイツのピストリウス国防相も1億5千万ユーロ(約240億円)相当の追加支援を発表した。

 米国の軍事支援は艦対空ミサイル「シースパロー」や携帯式の地対空ミサイル「スティンガー」など防空強化に資するものが中心。ドイツは自走式の榴弾(りゅうだん)砲12両をウクライナに送る。ウクライナへの二国間の軍事支援額は米国が首位で、ドイツが2位。