独家電見本市が100周年 AIが主流、スマホで管理

AI要約

欧州最大の家電見本市「IFA」が開催され、最新家電が展示されている。

人工知能やセンサーを活用した家電や、日本企業も出展している。

IFAは100周年を迎え、伝統を重んじながらも刷新を図っている。

 【ベルリン時事】欧州最大の家電見本市「IFA」が6日、ベルリンで始まった。

 人工知能(AI)やセンサーを活用し、各家庭のニーズに合わせて細かな調整ができる最新家電が展示の主流だ。日本からはパナソニックやシャープなどが出展。1924年に放送技術の展示会として始まった同見本市は、今年100周年を迎えた。

 会場では、シーメンスやボッシュなどの地元ドイツ企業が、AIによって調理が簡単になる新型オーブンや、マイクロプラスチックの放出を抑える洗濯機などを披露。大規模な会場を使った韓国のサムスン電子は、家電をスマートフォンで一括管理できるシステムを売り込んだ。

 IFAは1930年に物理学者アインシュタインが講演したこともある、伝統を誇る見本市だ。ただ、企業の間でオンラインなど多様な発表形態が広がる中、出展の見直しも進む。IFAは会場内で音楽ライブを実施したり、ゲームやオーディオなどの体験型コーナーを充実させたりと、100周年を機に刷新を図った。10日までの日程で18万人超の来場を見込む。