トレビの泉、有料化検討 観光公害対策で ローマ

AI要約

イタリアのローマ市では、観光名所「トレビの泉」を訪れる観光客向けに有料予約制の導入を検討している。

市評議員は1ユーロの予約システムを提案し、オーバーツーリズム対策として意義を強調している。

観光客規制により、トレビの泉周辺でのマナーを向上させる狙いがある。

 【ローマAFP時事】イタリアの首都ローマ市当局が、市外から観光名所「トレビの泉」を訪れる観光客を対象に、有料予約制の導入を検討していることが4日、明らかになった。

 オーバーツーリズム(観光公害)対策という。

 観光を担当する市評議員は地元メディアに「象徴的な意味で観光客に1ユーロ(約158円)を課す予約システム」の導入を検討していると説明。観光客規制により、敬意を払うべき場所でアイスクリームやピザを食べるような行動を防ぐことにもつながると意義を強調した。