姫路城、市民以外の料金値上げへ 2~3倍案、維持財源確保狙い

AI要約

姫路城の入城料引き上げについて、兵庫県姫路市が市民以外の料金を2~3倍に引き上げる方向で検討している。外国人観光客向けには高価格帯プランも検討中。

清元秀泰市長が外国人入城料を4倍に引き上げる案を言及したが、市議会からの慎重意見を受けて一律値上げに転換した。

 世界遺産で国宝の姫路城の「入城料」について、兵庫県姫路市が市民以外の料金を2~3倍に引き上げる方向で検討していることが4日、市への取材で分かった。石垣の耐震化など城の維持管理に必要な財源を確保する狙いで、外国人観光客向けに手荷物預かりや飲食店の割引などのサービスを付加した高価格帯プランの新設も検討している。

 姫路城を巡っては、清元秀泰市長が6月の国際会議関連行事で外国人入城料を約4倍に引き上げる案に言及。その後、市議会から「城のイメージを下げる」などと慎重意見が相次ぎ、市外の観光客を一律で値上げする方針に転換したという。