米政府ニカラグア政治犯保護 135人が米への政治亡命申請
グアテマラ政府は、ニカラグアの政治犯100人以上を一時受け入れ、米国への亡命許可を申請することになった。
ニカラグア政府は刑法改正を行い、政府がニカラグア人や外国人を欠席裁判できるようになった。
独裁色を強めるニカラグアのオルテガ大統領の弾圧から逃れた反対派や団体が亡命し、2018年以降多くのニカラグア人が国外に逃れている。
グアテマラシティ、グアテマラ、9月6日 (AP) ― グアテマラ政府は9月5日、米国への亡命許可を申請する、ニカラグアの政治犯100人以上の一時入国を受け入れた。
ジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官によれば、米国政府が身柄を確保したのは、人道的見地から釈放されたニカラグアの政治犯135人で、その中にはテキサス州を拠点とするキリスト教団のメンバー13人も含まれる。
グアテマラのアレバロ大統領は、米国への入国を申請する間、ニカラグア人を受け入れることに同意した。
ニカラグアの国民議会は刑法改正を承認し、政府がニカラグア人や外国人を欠席裁判できるようになった。
独裁色を強めるニカラグアのオルテガ大統領の長年にわたる弾圧から逃れ、亡命を余儀なくされた反対派や団体は、改正刑法の下で、罰金や長期の禁固刑を言い渡され、財産を差し押さえられる可能性がある。
ニカラグア政府は昨年、300人以上の野党関係者を追放し、国籍を剥奪した。
2018年の大規模抗議デモ後の弾圧から逃れるため、はるかに多くのニカラグア人が亡命した。政府は2018年以降、数多くの宗教団体を含む5000以上の団体を閉鎖している。
(日本語翻訳・編集 アフロ)