台湾第2野党の党首、台北市長時代の汚職容疑で一転、勾留

AI要約

台湾の第2野党トップである民衆党の柯文哲主席が汚職の疑いで逮捕され、台北地方裁判所により勾留を決定された。

柯主席は過去に台北市長時代に不正な便宜を業者に図ったとされ、8月31日に逮捕されたが、一度釈放された後に再び収監された。

柯主席は容積率引き上げに無関与を主張していたが、地裁は犯罪の嫌疑が重大として勾留を認めた。

台湾第2野党の党首、台北市長時代の汚職容疑で一転、勾留

台湾の第2野党トップ「民衆党」の柯文哲主席が汚職の疑いで逮捕された事件で、台北地方裁判所は、柯主席の勾留を決定しました。

民衆党の柯主席は、4年前の台北市長時代に商業施設の建設をめぐり業者への容積率を不当に引き上げる便宜を図った疑いで8月31日、逮捕されましたが、検察の勾留請求に対して台北地裁は保釈金なしでの釈放を2日に決定しました。

しかし検察は釈放の決定を不服として抗告し、高裁は地裁に審理を差し戻していました。

5日に行われた差し戻し審で地裁は勾留を認め柯主席は再び収監されました。

柯主席は逮捕容疑について、これまで「容積率の引き上げについて何も知らなかった」などと主張していましたが、台湾メディアによりますと、差し戻し審で地裁は柯主席が法令に違反することを明確に認識していたとして犯罪の嫌疑が重大だと結論付けました。