東南アジア最大のモスク訪問 ローマ教皇、ミサも開催 インドネシア
フランシスコ・ローマ教皇がインドネシアを訪問し、東南アジア最大のモスク「イスティクラル」を訪れ、寛容さと和解の重要性を強調。
教皇はジャカルタ大聖堂とイスティクラルをつなぐ地下通路も見学し、異なる宗教の信者を結ぶ象徴的な存在と述べた。
8万人以上が参加したミサで教皇の話に耳を傾け、次の訪問国パプアニューギニアに向かう予定。
【ジャカルタ時事】インドネシアを訪問中のフランシスコ・ローマ教皇は5日、ジャカルタにある東南アジア最大のモスク(イスラム礼拝所)「イスティクラル」を訪問した。
教皇と共に関係者の前であいさつしたイスティクラルのナサルディン・ウマル管長は、イスティクラルがキリスト教徒によって設計されたことなどを紹介。教皇もイスラム教徒以外の人たちでもイスティクラルに入れることに触れ、「和解や平和を実現する上で、寛容さは大切なこと」と述べた。
これに先立ち、道を挟んで隣にあるジャカルタ大聖堂とイスティクラルを直接つなぐ地下通路も見学。教皇は「異なる宗教の信者を明るい場所に導いてくれるものだ」と称賛した。
同日夕からジャカルタ中心部にある競技場で開催されたミサには、8万人以上が参加。教皇の話に耳を傾けた。6日には次の訪問国パプアニューギニアに向かう予定。