米大統領副補佐官がウクライナ訪問、戦況や支援協議

AI要約

米国のファイナー大統領副補佐官がウクライナを訪問し、首都キーウでゼレンスキー大統領や政府高官らと会談。ロシアによる侵攻を巡り協議を行った。

ウクライナ軍当局者とも会談し、戦況や戦略について話し合った。ウクライナ軍のロシア西部クルスク州への越境攻撃についても情報を受けた。

米政府関係者によると、G7がウクライナ支援の500億ドル融資に合意。融資は凍結されたロシア資産利子を活用するものとして実施される。

米大統領副補佐官がウクライナ訪問、戦況や支援協議

Steve Holland

[ワシントン 4日 ロイター] - 米国のファイナー大統領副補佐官(国家安全保障担当)は4日、ウクライナを訪問し、首都キーウ(キエフ)でゼレンスキー大統領やその他の政府高官らと会談した。ロシアによる侵攻を巡りバイデン大統領の残る任期の最優先課題について話し合った。

ファイナー氏はウクライナ軍当局者とも会談し、戦況と今後の戦略について協議した。

訪問中にウクライナ軍のロシア西部クルスク州への越境攻撃について現状の説明も受けたという。

バイデン氏の任期は来年1月20日まで。ファイナー氏はバイデン氏とサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の要請で残る任期のウクライナ支援について話し合うため同国を訪問した。

ある米政府関係者によると、主要7カ国(G7)が大筋合意したウクライナに対する500億ドルの融資も議題に上った。融資は制裁で凍結されている約3000億ドルのロシア資産が生む利子を活用して実施される。

米国家安全保障会議(NSC)のサベット報道官は、ウクライナに対する軍事・経済・エネルギー支援について話し合ったと説明した。