ウクライナ首都と西部にロシアの空爆、火災など発生
ウクライナ軍がキーウとリビウでロシア軍のミサイル攻撃を撃退。住宅が損傷し、ポーランドが領空保護のため航空機発進。
ロシア軍はウクライナ全土で大規模な攻撃を繰り返しており、ポルタワで多数の死傷者を出す攻撃も発生。
ロシアは攻撃についてコメントしておらず、状況は緊迫している。
Gleb Garanich Andriy Perun
[キーウ/リビウ 4日 ロイター] - ウクライナ軍は4日、首都キーウと西部の都市リビウにロシア軍がミサイルやドローン(無人機)を発射したと明らかにした。
防衛部隊が攻撃を撃退しているという。
リビウ州のコジツキー知事によると、リビウ市内では住宅が損傷。火災が発生している住宅もある。
隣国ポーランドは領空の安全を確保するため、航空機を緊急発進させた。同国がこの対応を取るのは過去8日間で3回目。
ロシアは先月下旬以降、ウクライナ全土にミサイルやドローンによる大規模な攻撃を実施している。
3日には中部の町ポルタワで、軍の教育関連施設にロシアの弾道ミサイル2発による攻撃があり、少なくとも50人が死亡、271人が負傷。単独攻撃としては今年最多の犠牲者が出た。
ロシアは3日のポルタワへの攻撃や4日のキーウ・リビウへの攻撃についてまだコメントしていない。