ウクライナ中部にロシアのミサイル攻撃、51人死亡 軍事式典狙ったか

AI要約

ウクライナ中部ポルタワ(Poltava)市でロシア軍によるミサイル攻撃があり、51人が死亡、数百人が負傷した。

攻撃で軍事教育施設と病院が被害を受け、救助隊が救助活動を行っている。

ウクライナ大統領はロシアに責任を追及し、攻撃が行われた軍事式典への批判が広がっている。

ウクライナ中部にロシアのミサイル攻撃、51人死亡 軍事式典狙ったか

【AFP=時事】ウクライナ中部ポルタワ(Poltava)市で3日朝、ロシア軍によるミサイル攻撃で少なくとも51人が死亡、数百人が負傷した。ロシアの侵攻開始後2年半の間で、1回の攻撃による犠牲者としては最多級となった。

 ウクライナ当局によれば、軍事教育施設と、隣接した病院が被弾した。犠牲者のうち軍関係者と民間人の内訳は示されていない。救助隊が現在、がれきの撤去作業を進めている。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は夜の演説で、「現時点での情報では51人が死亡した」と説明。「負傷者は271人だ。破壊された建物のがれきの下にまだ人がいることが分かっている。できるだけ多くの命を救うため全力を尽くしている」と述べた。

 また、「ロシアのくずども」に責任を取らせると誓った。

 屋外で行われていた軍事式典が標的にされたとの未確認情報もあり、ロシア軍に攻撃される危険があるにもかかわらず、そうした行事を許可した当局への批判が広がっている。

 一方、国防省は、警報が鳴ってからミサイル着弾までの時間が極めて短かったため、「シェルターに避難中の人々を直撃した」としている。【翻訳編集】 AFPBB News