【台湾】セミコン台湾が台北で4日開幕、過去最大規模

AI要約

今年の国際半導体展(セミコン台湾)は過去最大規模で、約1,100社・団体が出展し、主催側は来場者数が8万5,000人に上る見込み。

イベントではスマートモビリティーや人工知能(AI)半導体技術、新たな専用エリアが設けられ、台湾経済部は半導体産業の重要性を強調し、人材育成などの支援策を示している。

セミコン台湾は南港展覧館で会期は6日まで。経済部は台湾の半導体産業の競争力向上を目指している。

【台湾】セミコン台湾が台北で4日開幕、過去最大規模

 半導体関連の装置や材料の見本市「国際半導体展(セミコン台湾)」が4日、台北市南港区で開幕する。今年は過去最大規模だった前年を上回る約1,100社・団体が計約3,700ブースを出展。主催側は来場者数が8万5,000人に上るとみている。

 主催する国際半導体製造装置材料協会(SEMI)によると、今年はスマートモビリティーや人工知能(AI)半導体技術、シリコンフォトニクスといった新たな専用エリアのほか、グリーン製造、ヘテロジニアスインテグレーション(異種統合)、材料、半導体設備部品の内製化、検査、人材育成のエリアを設ける。

 2日に開かれた事前記者会見に出席した台湾経済部(経済産業省)の郭智輝部長(経産相)は、「AI時代において、台湾の半導体産業は極めて重要な役割を果たしている」とあいさつ。

 その上で、経済部としては租税優遇措置や「晶片駆動台湾産業創新方案(半導体チップと生成AIなどの主要テクノロジーを組み合わせ、全産業の発展を推進する計画)」を通じた業者への支援のほか、半導体人材の育成を強化していく方針も示し、「向こう20年の世界での高度な競争力を確保していく」と強調した。

 セミコン台湾は台北市南港区の南港展覧館を会場に開催。会期は6日まで。