ガザ攻撃でパレスチナ人35人死亡、ポリオ接種の戦闘休止は継続

AI要約

イスラエル軍とハマス主導の武装勢力との戦闘で少なくとも35人のパレスチナ人が死亡

イスラエル軍は上級司令官を殺害、ワクチン接種キャンペーンが成功

ワクチン接種キャンペーンで子どもたちを保護するための取り組みが進行中

ガザ攻撃でパレスチナ人35人死亡、ポリオ接種の戦闘休止は継続

[カイロ 3日 ロイター] - パレスチナ当局によると、イスラエル軍は3日もイスラム組織ハマス主導の武装勢力と戦闘を繰り広げ、パレスチナ自治区ガザ全域で少なくとも35人のパレスチナ人が死亡した。

死亡者の中にはガザ南部ラファ市の女性4人と北部ガザ市の病院付近で亡くなった8人が含まれるという。

イスラエル軍は、昨年10月7日のイスラエル奇襲攻撃に関与したとされるハマスの上級司令官を含むパレスチナ人武装勢力8人を、ガザ市のアル・アハリ病院近くの司令部で殺害したと発表した。

こうした中、世界保健機関(WHO)は、大規模なワクチン接種キャンペーン3日目となるこの日、ガザ地区でのポリオ(小児まひ)予防接種が目標を上回り、10歳未満の子どもの約4分の1が接種したと発表。

イスラエルとハマスは、ポリオ予防接種のため、パレスチナ自治区ガザ地区で3日まで各日8時間以上交戦を控えることに合意している。

国連のデュジャリック報道官は「当事者らが致死的ウイルスから子どもたちを守るために行動できるのであれば、子どもたちや全ての罪のない人々を戦争の恐怖から守るために行動できるはずであり、行動しなければならない」と述べた。

WHOのパレスチナ自治区ガザ・ヨルダン川西岸代表を務めるリチャード・ピーパーコーン氏はジュネーブで記者団に対し、ワクチン接種キャンペーン開始から2日間で、中部地域で10歳未満の子ども16万1000人以上にワクチンを接種し、予想の約15万人を上回ったと発表した。