ガザ中部 ポリオワクチン接種で一時停戦始まる 北部では空爆続き5人死亡

AI要約

ポリオの蔓延が懸念されるパレスチナ・ガザ地区で、25年ぶりにポリオ感染が確認された。一時停戦が実施され、10歳未満の子どもたちにワクチン接種が行われる。

ワクチン接種は3日間の予定で、午前6時から午後3時まで実施される。停戦にもかかわらず、ガザ地区北部ではイスラエル軍の攻撃が続いている。

将来的にも、北部や南部でも一時的な停戦を実施し、ワクチン接種が進む予定。

25年ぶりに感染が確認されたポリオの蔓延(まんえん)が懸念されるパレスチナ・ガザ地区で、子どもたちにワクチン接種をするため地域を限定した一時停戦が始まりました。

 ガザ地区中部で1日に始まったポリオのワクチン接種は、10歳未満の子どもたちが対象です。

 接種は3日間の予定で、午前6時から午後3時まで実施され、この期間は一時的に停戦となります。

 ただ、接種の対象地域ではないガザ地区北部の学校では1日もイスラエル軍の空爆がありました。

 少なくとも5人が死亡して数十人がけがをするなど、攻撃が収まる気配はありません。

 今後、北部や南部でも一時的な停戦をしたうえで、順次、ワクチン接種が進む見通しです。