タイタニック号 船首の看板にあった手すり腐食で崩落 ブロンズ銅像「ベルサイユのダイアナ」発見
1912年に沈没したタイタニック号の最新調査で船首の手すり部分が崩落していることが判明。
手すりは映画「タイタニック」で有名なシーンを象徴していた。また、船内に置かれたブロンズ像も発見。
タイタニック号は氷山衝突により約1500人の犠牲者を出す惨事となった。
1912年に大西洋で沈没した豪華客船タイタニック号の最新の調査で船首の手すりの一部が崩落していると明らかになりました。
RMSタイタニック社は、2日、2024年7月に行った調査で船首の手すりの一部が、腐食により崩落していると発表しました。2022年の調査では残っていたということです。
手すりは、映画「タイタニック」で主人公が船首の甲板で両手を広げる名場面で知られています。
また、当時ファーストクラスに置かれた「ベルサイユのダイアナ」と呼ばれるブロンズ像も発見されました。
最後に確認されたのは1986年ですが、長い間発見できていませんでした。
タイタニック号はイギリス南部からアメリカ・ニューヨークに向かう初航海の途中に氷山に衝突して沈没し、乗客乗員約1500人が命を落としました。
調査責任者は、「ダイアナ像の発見には興奮したが、象徴的な手すり損失は悲しい」とコメントしています。
(画像:RMS Titanic)