黒人女性2人を射殺してブタの餌に 白人農場主らを起訴 南ア

AI要約

南アフリカで起きた殺人事件について、白人農場主が黒人女性2人を殺害し、遺体をブタに与えたとして起訴された。

事件は農場内での銃撃で発覚し、被告は逮捕された。地元では事件に抗議デモが行われた。

裁判は延期され、被告の勾留が続けられることが決定された。

黒人女性2人を射殺してブタの餌に 白人農場主らを起訴 南ア

【AFP=時事】南アフリカで30日、黒人女性2人を殺害して遺体をブタに食べさせたとして殺人罪で起訴された白人農場主ザカリア・オリビエ(Zachariah Olivier)被告(60)と同被告に雇われていた2人が出廷した。

 事件は今月20日、北部リンポポ(Limpopo)州にある農場のブタ小屋で、腐敗した遺体が見つかったことで発覚。3人は21日に逮捕された。

 これに先立ち、黒人女性のマリア・マクガト(Maria Makgatho)さん(44)が17日に同農場を訪れた後、行方不明となり、通報を受けた警察が捜査していた。マクガトさんはジンバブエ国籍のロカディア・ヌロブ(Locadia Ndlovu)さん(35)と一緒だった。

 国家検察局(NPA)によると、マクガトさんらはトラックが廃棄した消費期限切れとみられる食品を拾おうと農場に入り込んだ可能性がある。

 オリビエ被告は複数回発砲し、マクガトさんとヌロブさんを殺害。その場にいた男性1人は負傷したものの、幹線道路まではって逃げ、助けを求めた。

 ヨハネスブルクの北東約350キロに位置するマンクウェング(Mankweng)の裁判所前では大勢がデモを行い、被告の保釈を認めないよう求めた。

 NPAによれば、裁判は9月10日に延期され、被告の勾留は継続される。【翻訳編集】 AFPBB News