同盟国のウクライナ支援ためらい、最大の問題=クレバ外相

AI要約

ウクライナ外相は、同盟国が新たな軍事支援策の承認に懸念を示していることを指摘。

ロシア外相は欧州における制限緩和の危険性を警告し、第3次世界大戦の可能性を示唆。

両外相の発言が、ウクライナとロシアの対立が緊迫している状況を反映している。

同盟国のウクライナ支援ためらい、最大の問題=クレバ外相

Barbara Erling

[キーウ 28日 ロイター] - ウクライナのクレバ外相は28日、ロシアとの戦闘を続けるウクライナにとって最大の問題は、同盟国が緊張激化の懸念から新たな軍事支援策の承認をちゅうちょしていることだとの見解を示した。

クレバ氏はポーランドのシコルスキ外相との会談で、ウクライナが直面している最大の問題は「戦争のエスカレーションという概念がわれわれのパートナー間の意思決定プロセスにおいて優勢になっていることだ」と指摘。「戦争では常に資金や武器、資源などが必要となるが、真の問題は常に頭の中にある」と述べた。

これに先駆け、ロシアのラブロフ外相は27日、西側諸国がウクライナに供与した兵器の使用制限の緩和を検討することは「火遊び」にあたるとし、米国に対し「第3次世界大戦」の戦場は欧州にとどまらないと警告している。