「ロシアが最大級の攻撃」と非難 ゼレンスキー氏、死者7人

AI要約

ウクライナ軍は26日、ロシア軍による大規模攻撃で弾道ミサイルや無人機が使用され、死傷者が出た。

クレバ外相は世界に対しロシアに対する圧力を強化するよう要求し、米欧から供与された兵器の使用制限を全て撤廃するよう求めた。

15州で被害が確認され、エネルギー関連施設などが標的になり、キーウや他の地域で停電や断水が発生した。

 【キーウ共同】ウクライナ軍は26日、ロシア軍による同日の大規模攻撃で弾道ミサイルを含むミサイル127発と無人機109機が使われたと発表した。地元メディアによると、死者は少なくとも7人、負傷者は47人になった。ゼレンスキー大統領は声明で「最大級の攻撃だ」と非難した。

 クレバ外相は26日、X(旧ツイッター)で、世界はロシアに対する圧力を強化する必要があると指摘した。米欧が供与した兵器の使用制限を全て撤廃し、ロシア領内の軍事拠点への攻撃を広く認めるよう求めた。

 軍などによると、大規模攻撃の被害は北部キーウ(キエフ)州、東部ハリコフ州、南部オデッサ州、西部リビウ州を含む15州で確認された。エネルギー関連施設などが標的となり、各地で停電や断水が発生。ゼレンスキー氏は復旧を急ぐと説明した。

 首都キーウで無人機の残骸が高速道路上に落下して車が燃え、運転手が負傷したほか、西部ボリン州では住宅やインフラが被害を受け、1人が死亡、5人が負傷した。東部ドニエプロペトロフスク州でも男性1人が死亡するなどした。