南ア、計画停電回避の可能性 今後7カ月=国営電力エスコム

AI要約
エスコムのCEOが計画停電を7カ月間行わない可能性を示唆南アフリカの経済成長が停電により抑制される状況エスコムの発電所パフォーマンス改善により停電が減少
南ア、計画停電回避の可能性 今後7カ月=国営電力エスコム

Tannur Anders

[ヨハネスブルク 26日 ロイター] - 南アフリカの国営電力会社エスコムのダン・マロカネ最高経営責任者(CEO)は26日、計画外の停電が現在の水準にとどまれば、今後7カ月間、計画停電を行わない可能性があると述べた。

停電によって南アの経済成長は10年以上にわたり抑制されている。昨年の停電日数は335日を記録した。

しかし、エスコムは主に石炭火力発電所のパフォーマンスが大きく改善したことから今年3月下旬以降150日以上停電を実施していない。

マロカネ氏は9月から来年3月までの南半球の夏の見通しに関するブリーフィングで、4─8月の冬の間にエスコムの発電所パフォーマンスが持続的に改善したと指摘。「今夏は計画外の電力停止が1万3000メガワット以下にとどまれば、停電を回避できるだろう」と述べた。

過去4カ月間の計画外停電は平均12ギガワット(1万2000メガワット)程度で、1年前のピーク時の約18ギガワットから減少している。