米特別検察官、トランプ氏機密文書事件の証言請求

AI要約

米ジョージア州アトランタの連邦高裁で、トランプ前大統領が国家安全保障の機密文書を私邸に持ち出したとされる事件に関する控訴審公判が開かれた。

特別検察官は自身の任命に違法性があるなどとしてトランプ氏の起訴を棄却した一審判決の破棄と、事件審理の証言日程を決定するよう請求した。

一審判決を下した裁判官は、スミス氏の特別検察官任命が憲法に違反し、予算の充てられ方も違法だと判断していた。

米特別検察官、トランプ氏機密文書事件の証言請求

Sarah N. Lynch

[ワシントン 26日 ロイター] - 米ジョージア州アトランタの連邦高裁で26日、トランプ前大統領が私邸に国家安全保障の機密文書を持ち出したとされる事件の控訴審公判が開かれ、スミス特別検察官は、自身の任命に違法性があるなどとしてトランプ氏起訴を棄却した一審判決の破棄と、事件審理の証言日程を決めることを請求した。

スミス特別検察官は、任命は司法長官の権限に基づき、最高裁判決などの過去の判例に沿ったものだと主張。一審判決について「司法省など政府全体で広く行われている長年の任命慣行とも矛盾している」と批判した。

一審判決を下したアイリーン・キャノン裁判官はトランプ氏が大統領だった際に任命した人物で、スミス氏の特別検察官任命が憲法に違反し、スミス氏向けに充てられた予算は違法だとも判断していた。