ISSで足止めの宇宙飛行士 来年2月に別の船で帰還へ
NASAは、国際宇宙ステーションで足止めされている2人の宇宙飛行士を、8日程度で帰還する予定だった宇宙船での帰還を断念し、2025年2月に別の宇宙船で地球に戻すと発表。
ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」の故障により、2人はISSに足止めされ、スペースX社の宇宙船での帰還が決定され、ISS滞在は大幅に延長されることに。
アメリカの宇宙開発の遅れへの懸念が高まっている。
NASA(=アメリカ航空宇宙局)は、国際宇宙ステーションで足止めされている2人の宇宙飛行士について、行きに使った宇宙船での帰還を断念し、2025年2月に別の宇宙船で地球に戻すと発表しました。
2人の宇宙飛行士は6月、ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」でISS(=国際宇宙ステーション)に送り込まれ、8日程度で帰還する予定でした。しかし、「スターライナー」の推進装置などの故障により、2人はISSに足止めされていました。
NASAは24日、「スターライナー」での帰還を断念し、イーロン・マスク氏が率いるスペースX社の宇宙船で地球に戻すと決定しました。時期は2025年2月の予定で、2人のISS滞在は大幅に延長されます。
「スターライナー」の帰還断念を受けて、アメリカの宇宙開発の遅れへの懸念が広がっています。(ANNニュース)