ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年半 民間人の犠牲者1万1520人に
ウクライナへのロシアの軍事侵攻が2年半続く中、戦火が拡大している。
ロシアはウクライナ東部を攻撃し続ける一方、ウクライナ軍もロシア西部に越境攻撃を行っている。
侵攻以来、ウクライナの民間人は1万1520人以上が犠牲となっており、戦闘終結の見通しは立っていない。
ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始してから24日で2年半となります。攻撃が続く一方で、ウクライナはロシア西部への越境攻撃を行うなど、戦火が広がっています。
ロシアによるウクライナへの侵攻は2022年2月に始まりましたが、ロシアは現在も、ウクライナ東部を中心に攻勢を強めています。
一方で今月に入り、ウクライナ軍も越境攻撃を行い、ロシア西部のクルスク州を掌握したとしています。
国連人権高等弁務官事務所によりますと、侵攻が始まって以降、犠牲となったウクライナの民間人は先月末までに1万1520人に上っています。
ロシア側は越境攻撃を受けて和平交渉は当面見送るとしており、戦闘終結は見通せない状況となっています。