豪基地で米原潜整備 将来の配備へ地ならし

AI要約

米英オーストラリアの国防相は23日、豪西部スターリング海軍基地で米原子力潜水艦の整備作業を始めると発表。この作業はAUKUS合意に基づくもので、将来豪軍への原潜配備に向けた準備となる。

2030年代には豪州が米バージニア級原潜を購入し、その後は3カ国で次世代型原潜を共同開発する予定。今回の整備作業は、バージニア級原潜「ハワイ」の豪州基地での初めての試みであり、豪軍は過去1年間にわたり米英両軍での原潜運用訓練を行ってきた。

豪軍は今後さらに整備技術の習得を進めることで、AUKUS枠組みにおける原潜プロジェクトに強力に参加していく意向を示している。

 【シドニー時事】米英オーストラリアの国防相は23日、米原子力潜水艦の整備作業を豪西部スターリング海軍基地で始めると発表した。

 3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」を通じた将来の豪軍への原潜配備に向けた地ならしとなる。

 AUKUS合意では、2030年代に豪州が米バージニア級原潜を3~5隻購入し、その後3カ国で次世代型原潜を共同開発する。今回、バージニア級原潜「ハワイ」の整備を豪州の基地で初めて行う。過去1年間、豪軍兵士は米英両軍で原潜運用の訓練を受けてきており、さらに整備についても技術習得を進める。