驚愕、中国の骨移植材料への「遺体横流し事件」に大学病院が加担…当局が早くも報道管制、しかも量刑軽減確実か

AI要約

中国で人間の手足を含む骨格を食い物にして金儲けを働いた事件が発覚。遺体から手足を解体し、密かに販売する犯罪が広まっていた。

肝臓病センター副主任や解剖研究室実験員など、医療関係者が関与。違法な取引が行われており、事件が摘発された。

逮捕者は75人で、一律に犯罪事実を認めている。事件には各地の医療機関や火化場などが関与している疑いがある。

驚愕、中国の骨移植材料への「遺体横流し事件」に大学病院が加担…当局が早くも報道管制、しかも量刑軽減確実か

中国で人間の手足を含む骨格を食い物にして金儲けを働いたという驚くべきニュースが各メディアによって報じられた。前篇記事「中国の底知れぬ闇…アジア最大の骨移植材料メーカーの原材料は、実は葬儀場からの『横流し遺体』だった!」に続き、その詳細をお伝えする。

事件は葬儀場からの遺体盗み出しだけに止まらなかった。2015年から2021年の7年間にわたり、山東省青島市に所在する「青島大学附属医院」の肝臓病センター副主任であった李志強は、遺体から解体した手足を冷凍庫で保存した後に山西奥瑞公司へ密かに売り渡していたのだった。その回数は合計5回で、売り渡した手足は10体分以上に上り、その価格は1体当たり1万~2.2万元(約20万~44万円)であった。

8月8日午前中に青島大学付属医院のホームページで李志強を検索してみると、一致した人物の肩書は「器官移植中心重症監護室(臓器移植センター中央集中治療室)」主任であった。ところが、易勝華弁護士の暴露で事件が明るみに出た時点では、李志強の略歴や肩書は同医院のホームページから削除されていた。

それだけでなく、広西チワン族自治区桂林市に所在する「桂林医学院」解剖研究室実験員の蘭某某は1体当たり1万元(約20万円)で322体の人体骨格を山西奥瑞公司へ販売して不正な利益をむさぼっていた。統計によれば、2017年から2023年の7年間に桂林医学院解剖研究室は近隣の桂林市殯儀館、平楽県殯儀館、永福県殯儀館から450体以上の遺体を購入し、その中から322体を山西奥瑞公司へ販売していたのだった。

今回摘発された事件で逮捕された容疑者は75人であり、彼らは犯罪事実を一律に認めており、「認罪認罰従寛制度(容疑者が自発的に犯罪事実を認め,処罰を受けることに同意して寛大な処理を求めることができる制度)」により寛大な処罰を求めている。

本件に関与したのは、山西省の山西奥瑞公司、四川省の恒普科技有限公司、山東省の青島大学付属医院肝臓病センター、広西チワン族自治区の桂林医学院、桂林市殯儀館、平楽県殯儀館、永福県殯儀館などであった。これら以外にも、容疑者の蘇成忠は雲南省の水富市火化場(火葬場)、重慶市の巴南区火化場、貴州省の石阡県火化場、四川省の大英県火化場を支配下に収めていた。