男性殺害の女に禁錮11年、性的人身売買理由に殺人は正当と主張 米ウィスコンシン州

AI要約

ウィスコンシン州の裁判所が、男性を射殺したとして起訴された女性に対し、禁錮11年の判決を言い渡した。

被告は被害者による性的人身売買の被害を主張し、刑事責任は問われないと訴えていたが、無謀殺人の罪を認めた。

刑期から拘置期間が差し引かれ、事件の背景や州法の適用についても議論が続いている。

男性殺害の女に禁錮11年、性的人身売買理由に殺人は正当と主張 米ウィスコンシン州

(CNN) 米ウィスコンシン州ケノーシャ郡の裁判所は19日、同州で男性を射殺したとして起訴されたミルウォーキーの女に対し、禁錮11年の判決を言い渡した。女は相手の男性による性的人身売買の被害に遭っていたと訴え、刑事責任は問われないと主張していた。

判決を言い渡されたのはクリスタル・カイザー被告。今年5月の罪状認否で無謀殺人の罪を認めていた。検察によると、11年の刑期からは、これまでの拘置期間の570日が差し引かれる。

検察によると、カイザー被告は17歳だった2018年、ケノーシャにあるランドール・ボラーさん(当時34)の自宅を訪れ、ボラーさんを射殺した。

AP通信によると、カイザー被告はボラーさんの頭部を銃撃した後、家に放火してBMWを盗んだとされ、当初は第1級意図的殺人や放火、窃盗などの罪で起訴された。

黒人のカイザー被告は、16歳の時から白人のボラーさんによる人身売買の被害に遭っていたと主張していた。

ウィスコンシン州では22年の最高裁判決で、人身売買の被害者が人身売買の直接的な結果として犯した犯罪については刑事責任を問わないとする州法が、第1級の意図的殺人にも適用されるとの判断を示していた。

裁判の中でカイザー被告側は、同被告が罪に問われた犯罪は、暴力を受けたことによる直接的な結果だったと訴え、ボラーさん殺害の正当性を主張していた。

しかし今年5月には、意図的殺人よりも罪の軽い無謀殺人の罪を認めていた。