北京で拘束のアステラス製薬社員を「スパイ罪」で起訴 中国外務相が発表 日本大使館「今後も早期釈放強く申し入れる」

AI要約

2023年3月に中国・北京でアステラス製薬の日本人男性社員がスパイ罪で拘束され、中国外務省が起訴したことが明らかになった。

具体的な起訴内容に関しては明らかにされていないが、中国は法治国家であり、違法犯罪行為を処罰すると主張している。

日本大使館は男性の早期釈放を強く要求しており、今後の展開が注目される。

中国・北京で2023年3月、アステラス製薬の日本人男性社員が拘束された事件で中国外務省は「スパイ罪」で起訴したと明らかにしました。

中国外務省の毛寧報道官は22日の会見で、アステラス製薬の50代の日本人男性について「中国の検察機関は法に基づきスパイ罪で起訴した」と発表しました。

一方で、どのような行為が「スパイ罪」に当たるのかなど具体的な起訴内容について言及はしませんでした。

また、「中国は法治国家であり違法犯罪行為を法に基づいて処罰する」とした上で、日本側に対し、「自国民が中国の法律を守り、中国で違法犯罪行為をしないよう教育することを望む」と述べました。

北京の日本大使館は、「今後も男性の早期釈放を強く申し入れていく」としています。