アステラス社員を「スパイ罪」で起訴 中国外務省が表明、詳細は明らかにせず

AI要約

中国外務省報道官がアステラス製薬の日本人社員をスパイ罪で起訴したことを明らかにした。

男性は昨年10月に逮捕され、中国の法律を順守するよう求められている。

男性は駐在終了直前に国家安全当局に拘束されたとみられている。

アステラス社員を「スパイ罪」で起訴 中国外務省が表明、詳細は明らかにせず

【北京=三塚聖平】中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は22日の記者会見で、アステラス製薬の日本人男性社員を「スパイ罪」で起訴したと明らかにした。具体的な起訴内容など詳細については回答を避けた。

毛氏は、日本側に対し「自国民が中国の法律や法規を順守し、中国で違法な犯罪活動に従事しないよう教育・指導することを望む」と述べた。

日本政府関係者によると男性は今月中旬に起訴された。昨年3月に駐在を終えて北京から帰国予定だったが、直前に国家安全当局に拘束されたとみられ、昨年10月に正式に逮捕されていた。