スイス、即時決済システム稼働 26年末までに国内銀行全て網羅へ

AI要約

スイス国立銀行とSIXは即時決済システムを導入したことを発表。

約60の金融機関が参加し、国内の個人向け決済の95%以上をカバー。

今後数カ月で参加金融機関が増え、2026年末までに全金融機関で利用可能に。

従来型の決済も可能だが、中銀は即時決済の定着を期待。

EUや米国に追いつくため、中銀とSIXは23年11月から作業を開始。

スイス、即時決済システム稼働 26年末までに国内銀行全て網羅へ

[チューリヒ 21日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)とスイス証券取引所を運営するSIXは21日、即時決済システムを導入したと発表した。国内の個人向け決済の95%以上を占める約60の金融機関が即時決済の支払い処理と受け取りが可能になった。

中銀によると、今後数カ月内に参加金融機関がさらに増える見通しで、2026年末までに国内の全ての金融機関で使えるようになる。

従来型の決済も引き続き可能だが、中銀は中期的に即時決済が定着することを期待しているとした。

中銀とSIXは、同様のシステムをすでに導入している欧州連合(EU)と米国に肩を並べるため、23年11月に稼働に向けた作業に着手していた。