学校占拠20年で追悼 ウクライナ侵攻「国難」重ね合わせ プーチン氏

AI要約

プーチン大統領がベスランで人質330人以上が死亡した学校占拠事件から20年の節目を前に献花。

チェチェン独立派武装勢力による04年の事件は大惨事になり、プーチン氏は2008年以来のベスラン訪問。

追悼は現在の国難を反映し、プーチン氏の求心力回復を狙う。

 ロシアのメディアによると、プーチン大統領は20日、同国南部の北オセチア共和国ベスランで人質330人以上が死亡した学校占拠事件から20年の節目を前に、追悼施設で献花した。

 ベスラン訪問は2008年以来。

 チェチェン独立派武装勢力による04年9月の占拠事件は、治安部隊との銃撃戦で大惨事になった。ウクライナ侵攻の戦火がロシア西部クルスク州に及ぶ中での追悼は、過去と現在の「国難」を重ね合わせ、プーチン氏自身の求心力を回復するのが狙いとみられる。