【韓国】住商アグロ、日韓での殺菌剤の開発販売権

AI要約

住商アグロインターナショナルが新規殺菌剤「ゴタブランカ」の独占開発販売権を取得

ゴタブランカは銀を有効成分とした野菜や果物のバクテリア病害に対する殺菌剤

住商アグロインターナショナルは農業の持続的な発展に貢献したい考え

 住商アグロインターナショナル(東京都千代田区)は20日、コスタリカのスタートアップの親会社である米クリアリーフから、新規殺菌剤「ゴタブランカ」の日本および韓国での独占開発販売権を取得したと発表した。

 ゴタブランカは銀を有効成分とした殺菌剤で、主に野菜や果物のバクテリア病害に対して優れた予防・治療効果があるという。銀には殺菌作用があるが、農業用途では製造技術やコスト面のハードルが高く、広く使用される製品はなかった。クリアリーフは革新的な技術を用いて低濃度での商品化に成功した。

 世界の食料需要量は2050年には10年の約1.7倍に拡大すると予想される。食料生産量を最大化するためには農作物を病害虫から守る農薬や肥料が重要な役割を担う。住商アグロインターナショナルはゴタブランカの開発販売を通じて、農業の持続的な発展の実現に貢献したい考え。