民主党大会開催地で大規模デモ　ガザ即時停戦求め、ハリス氏批判も

AI要約

米民主党全国大会の開催に合わせて、パレスチナ自治区ガザ情勢をめぐる抗議活動がシカゴで行われた。

抗議参加者はバイデン政権のイスラエル支援に抗議し、即時停戦を求める集会を開催した。

10カ月以上続いたガザでの戦闘により、4万人以上の死者が出ており、抗議の背景には深刻な状況がある。

　米民主党全国大会がシカゴで開幕した19日、会場周辺では、パレスチナ自治区ガザ情勢をめぐり、米政府に対する大規模な抗議活動が行われた。イスラエル支援を続けるバイデン政権は「ジェノサイド（集団殺害）」に加担しているなどと訴え、11月の大統領選で民主党の候補者となったハリス副大統領（59）への批判も相次いだ。

　抗議活動には、パレスチナの旗やバイデン政権にガザの即時停戦を求めるボードなどを持った人ら数千人が参加した。3時間ほど集会を行った後、多くの警察官が道の両端で待機するなか、会場の周りを行進した。

　昨年10月に始まったイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘から10カ月以上が経過した。ガザの保健省によると、ガザでの戦闘による死者は4万人を超えたとされる。