ハリス、トランプ両氏の初対決はペンシルベニアで9月10日 「建国の地」で討論会

AI要約

米大統領選の討論会がペンシルベニア州で開催されることが決定した。

両候補の直接対決は大きな注目を集めており、選挙の行方に影響を与える可能性がある。

会場は米国憲法センターで、両氏の支持率も拮抗しており、浮動票の獲得が鍵となる。

【ワシントン=渡辺浩生】11月の米大統領選で、ABCテレビは16日、9月10日に予定されている民主党候補のハリス副大統領(59)と共和党候補のトランプ前大統領(78)の討論会を東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催すると発表した。

ペンシルベニア州は大統領選の激戦州の中でも最重要の州と位置づけられている。独立宣言の採択や米国憲法の制定が行われた「建国の地」で行われる両氏の初の直接対決は、選挙の行方を左右する天王山となりそうだ。

米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による各種世論調査の最新集計(14日時点)によれば、ペンシルベニア州でハリス、トランプ両氏の平均支持率は47・9%と拮抗(きっこう)し、両陣営は今後、浮動票の獲得に注力するとみられる。

開催場所は米国民主主義の歴史を展示する米国憲法センターで、独立宣言と憲法制定の舞台となった独立記念館の近くにある。