インドネシア大統領が内閣改造、プラボウォ氏側近が大半

AI要約

インドネシアのジョコ大統領が内閣改造を行い、次期大統領との関係が深い閣僚が任命された。

新任の閣僚には大統領選で支持したプラボウォ氏の支持者が多く含まれており、国家栄養庁の長官もプログラムを充実させるために新設された。

さらに大統領府では政権移行を円滑に行うための人事が行われた。

インドネシア大統領が内閣改造、プラボウォ氏側近が大半

[ジャカルタ 19日 ロイター] - 10月に退任するインドネシアのジョコ大統領は19日、内閣改造を行ったと発表した。新任の閣僚は次期大統領のプラボウォ国防相に近い人物が大半を占めた。

ラハダリア前投資相がエネルギー鉱物資源相に、ルスラニ前駐米大使が投資相にそれぞれ就任する。両氏は大統領選でプラボウォ氏を支持した。

新設の国家栄養庁の長官には、選挙戦でプラボウォ陣営のメンバーだったヒンダヤナ・ボゴール農業大学教授を充てた。プラボウォ氏が掲げる何百万人もの学生に無料で栄養価の高い食事を提供するプログラムを統括する。

プラボウォ氏のスポークスマンであるハサン・ナスビは、大統領府の広報担当部門の責任者に指名された。

大統領府高官は声明で、「(今回の人事は)政権移行が円滑かつ効果的に行われるよう準備し、支援するために必要なものだ」と説明した。